日本、酒浸りの夜


久々に

日本に帰って

したいことの

一つが

飲酒である

 

その理由に

マレーシアは

お酒の値段が

高いこともあるが

 

ワインなどの温度管理ができておらず

澱が出ていたり、飲むお酒も

「これはひどい」

と言わざるを得ないものが多いのである

 

今回、宮島巡りの晩、妹が部屋に

泊めてくれるというのでお酒が

飲みたいという話をしたら

 

外呑み?家呑み?と訊くので

家呑みをリクエスト

妹の手料理で呑めることになった

 

妹よ、なぜ呑みながら料理する?

 

妹は20年以上連れ添った旦那さんと

別れたばかりだったけれど

一人暮らしをエンジョイしており

なかなかどうして居心地のいいお部屋だった

緑が多い!

 

妹はこれまで料理を振る舞って

くれたことがまったくなく、

こんな機会は初めてだったが

 

それも、今回の離婚の原因の一つである

お姑さんが台所に妹を入れさせなかったせいも

あるんだな、と思えるほど

料理はさりげない気配りで仕上げられていて

何を食べても美味しかった

 

 

 

離婚の時、旦那さんは

泣いて説得したけれど

妹の気持ちは変わらず離婚を決めた

(旦那が百パーセント悪い理由があった)

 

だけど、未だに毎週のように会っているようだし

関係性は悪くなっていない

 

こんな離婚の形もあるんだなと思った

 

そして妹のインテリアのセンスは

なかなかのもので、狭いながらも

楽しい我が家なのであった

 

自分にも思わず落ち着く和み部屋だった

 

謎だったのは、そのインテリアのアクセントとして

亡くなったおばあさんのうちにあったワニの剥製が

鎮座していたことである

 

 

 

しかしそれも、何かかっこよく、思わず唸る

いそふらぼん広島の夜であった

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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