シンボルマークのない宮島


今回の

日本帰国で

特に日本を

満喫できたのが

宮島観光である

 

行く前に母親に

一緒に行かないか

軽く訊いたのだが

 

「やめておきなさい、

いま鳥居は修復中なのよ」

と一蹴されてしまった

 

このところの災害の影響が西日本にも著しく

及んだためなのかと思っていたが

 

実際のところ、1875年の建立からそのまま

使用されていることもあり

損傷老朽化が激しいことで

修復に踏み切ったものらしい

 

しかし、鳥居は見られなくとも自分を宮島に

駆り立てるのは子供の頃訪れたノスタルジーである

 

 

それに、鳥居がないことで人が少ないなら

人混み嫌いの自分にはうってつけではないか

 

しかし、それは甘い判断であった

実際のところ、行ってみると外国人がわんさかと

押し寄せる立派な賑わいぶりなのであった

 

紅葉の時期ということも

人が多い理由の一つだったらしい

 

本当は良くないのだが、ここの鹿は慣れているので犬のように触れる。

 

天候に恵まれ、空気がよく、海あり山ありの

宮島の風景を存分に楽しむことができた

 

今回思ったのだが、フェリーで瀬戸内海を

移動する島巡りというのも乙なものである

 

広島に住んでいるころは

全くありがたみがなかったが

 

一度外国に住み始めて見ると、

宮島はやはり日本三景の一つに

選ばれるだけのことはある

 

両親が私達を子供の頃宮島に連れてきたのも

思えば東京から引っ越してきて

広島の自然に触れ、

何もかもが目新しかった頃かもしれない

そうしていよいよノスタルジーにひたりつつ

宮島の美しさに心酔するいそふらぼんだった

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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