犬のことばかり考えている五十路女


夜寝ていると

犬が嘔吐

したがり

ベッドから

降りるため

自分を起こす

 

このところの

一番の悩みである

 

薬を数種

飲ませて

いるのに

 

嘔吐が続いて

いると思うと

心の底から

悲しくなる

 

動物は食欲がなくなり、

消化吸収ができなくなると

おしまいだと個人的には思っているからだ

 

今まで飼っていた動物たちもみな

食事ができなくなったら

もう手の打ちようがなかった

 

なにか延命の方法があっても

自分としてはしたくないし、しても意味がない

 

今は飼い主と同じで食べることしか考えていないが…

 

必要最低限のことをしてなるべく前もって

苦しい思いをさせないように備えたい

 

でも、多分どんなに手を尽くしても

後悔が残るんだろうと常々おもっているが

 

まだ、そういう事を考えられるだけの

気持ちの余裕はない

 

後五年は生きてくれるはず

などと根拠もなく信じているし

まだその時ではないはずと思ってしまう

 

いつか、この小さな存在を懐かしくてたまらなく思う日が来るのか

 

動物はこれだから嫌だとも思うけれど、

うちの犬が子犬のときから 

「あんたが死ぬことがあれば、悪いけど

すぐに他の犬を飼うから、許してね」と

言い聞かせている

 

他の犬でもいなければ、

とてもじゃないが失った痛みは耐えられそうもない

 

そして、何度でも何度でも

普通に一緒にいられて健康で

ご飯がバクバク食べられることのありがたみを

感じてしまう

 

1日でも長く苦しまない時間を

この犬と共有できますように・・・

 

 

何の脈絡もないが、犬のことばっかり考えている自分の精神年齢をチェックしてみた。

なんというか予想通りの30代・・・そんなものか・・・

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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