お水取り...そんな風流なものではございません。


日々の日課で自分がひそかに

お水取りと呼んでいる作業がある

 

犬の散歩の際に、

朝のコーヒーの前に、

夕方の帰宅後の外食時に、

何かとついでに行われる作業...

 

何のことはない、

飲み水の確保のことである

 

マレーシアでは

ご存知の通り、

水道水は飲むには適さない

 

それどころか、

うがいをするにも

ハードコンタクトの洗浄をするにも

正直勇気がいる水だ

 

浴槽に貯めてみるとわかるが

日本のように青くはならない

 

悲しい黄色をしている・・

 

正体は錆

 

水道管から生じる錆により

お肌にも髪にも、この水は

あまりよろしくないということだ

 

実際、

マレーシアにきていきなり

髪が傷んだ、という話も

女性陣からよく聴く

 

髪の毛のみならず、

顔も身体もお肌にはいろいろ問題が...

なんてことも残念ながら

マレーシアでは避けては通れない経験だ

 

こういう時、

肌が丈夫な自分でよかったことだよ、

とつくづく思うが

やはり毎日のことなので

少しでも改善したいなあと思うのが

女性なのである

 

顔を水道水で洗った後で

ミネラルウォーターでパッティング

して錆を除去することで

改善したなんて話もある

 

なので、できれば錆を除去した水を

要所要所で使う

 

そのためにありがたいのが、

コンドミニアムなどに設置の

ウォーターサーバーなのである

 

大抵は20SEN

(二十銭じゃないですよ、

まあいい線いってますが)

で1リットルの水が買える

 

日本円で1リンギ28円程度なら

5、6円てところだ

要はみんなで使える

大きく強力な浄水器なのである

 

で、毎日みんなが水を買うため使うので、

サーバーはいつもくたびれている

 

お金を入れてもへそを曲げて

出してくれないことや、

お金を入れてないのに

水が出るなんてこともある

(これはたぶん、

前の人が多く入れたからだけど)

 

いずれにせよ

コインの入れ方によって

水が出るときと出ない時が

あったりなんかして、

そんな状況にイラついた人に

ドアを割られたりして

悲しい惨状になっているのも

この浄水器なのだ

 

ところがこのコンドに来て二年、

今までお世話になっていた

浄水器がとうとう修理しても

追いつかなくなってきて、

やっと新品とお取替えになった

 

ご近所さんとみんなで

万歳を叫んだことは

言うまでもないが、

あとどのくらい持つかなあ、

とひそかに考えてしまうのも

事実なのであった

 

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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