その後のエル(新しい小熊犬)


ひとんち

の犬のこと

なんか

知りませんよ

というのが

ほとんどの

犬飼の心情

だと思うのだが

 

うちの犬は

飼い主の

ペットロス

の最中に

連れてきた犬

 

それだけに可愛らしさもひとしおである

 

そして、はじめは

子犬によくあるように

 

するどい歯で噛まれると痛いわ、

飼い主に退位する関心はないわ、

集中力はないわ、

 

ちっとも可愛いと思えなかった

 

ダコタにも子犬時代があった。目が死んでる

 

ところが、1ヶ月たち、

こちらのコマンドを覚えて

アイコンタクトを取れるようになると

断然可愛くなってきた

 

もともと、あまりにもガキ大将で

やりたい放題の犬だったのである

 

初日のエル。これも目が死んでいる

 

好きなところにおしっこをし

うんこを落とし、

 

食べるだけ食べたら

好きなところにいって

好きなものをかじり

破壊行動に熱をあげる

 

まあ子犬と言ったら

そんなものだ

 

分かってはいたけれど、

16年近く飼っていた犬を想う時、

そんな心の通っていない新しい犬が

可愛いと思えるハズがなかった

 

けれど、ウチに来た初日、

部屋の暗闇の中で耳をすましていると

 

その1キロしかない子犬が

眠ることもできず

大きな目を開けて

部屋の中の様子を伺って

息を潜めているのに気づいた

 

それでなんとなく不憫に思ったのである

 

これまで飼った犬は

子犬の頃、初日の夜は夜泣きしていた

 

エルは4ヶ月ペットショップにいて

ずっと狭い場所に閉じ込められたまま

足や肩に障害を持っているのに

 

ろくに治療もしてもらえず

自力で回復して今日に至っている

そうして我慢強くなった

 

それを想う時、切なくて

 

絶対しつけをきちんとして

お互いWIN−WINの関係で

うまくやって行けるようにしようと

心に誓ったのだ

 

そして彼がウチに来て1ヶ月半

状況がようやく落ち着こうとしている

 

トイレはバスルームのトイレトレイで

ほぼ問題なく済ませるようになったし

 

コマンドもお座り、お手くらいは

問題なくこなせるようになった

 

その覚えはダコタがトイレを

1週間で完璧にできるよう

になったことを思えば遅かったが

 

わからない時もその小さな頭で

一生懸命に考えて理解しようと

しているのかなと思えるその様子が

愛しいとしか言いようが無く

 

またこんな時間が持てるなんてと

神様を信じない自分も

何者かに感謝したい気持ちに

なったのだった

 

なんとなく、足元でリラックスし始めた犬。アイコンタクトをとろうとする可愛さよ

 

 

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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