
なんて
言いながら
自分は
実践して
いるわけ
ではない
何のことか
って
イスラム圏
とは縁が
切れない
ラマダン、
(断食)
である
今年もまたこの季節がやってきた
ラマダンは1か月の間実施され
その間の日の出から日没の間は
一切飲まず、食わずということになる
マレーシアだと朝の七時頃から
夜の七時半ごろまで、といったところか
自分はこの10年ほど
朝の食事は摂らないプチ断食を行っており
夜も七時以降は基本食事をしない
食べないなら食べないでどうとでもなるし、
中途半端に飲み食いしないほうが
食べたくならずに済むわあ、
くらいに思っていた
でも考えてみれば、
この常夏の国で食べるのはともかく
1ヶ月間日中は
水も飲めない
のである
これは考えてみればものすごい苦行ではないか
そういえば、自分の会社には暗くて狭い
仮眠室があり、自分は昼休憩に必ずそこで
20分ほど爆睡している
ところがこのところ、4つあるベッドが
いつもいっぱいなのだ
食事をしてからまた寝なおすべく仮眠室に
出直したりしているが、いつ行っても
満員御礼といった感じだ
これはいかに?と思っていたら
どうやらラマダンで食事をするわけにもいかず
寝るしかないムズリムのお嬢さんたちが昼休憩いっぱい
そこで横たわってやり過ごしているから、
混んでいるということのようだ
中華系もインド系も日本人も見ているだけではあるが
やはり彼らの前では、なんだか水を飲むのも
申し訳なく、はばかられる気分なのである
まあ、そういった飲食の面だけが注目されがちな
ラマダンではあるが、
実際はその期間の日中は、
禁煙や性行為もご法度とされている
また、善行を促す考え方もあり、人のために
何かをしたり親切心を重んじ施しを行ったり
することがより尊ばれるそうだ
それでもスーパーなどのいつも元気な店員さんたちが
朝から夕方の時間まで口数が少なくなり
物憂げにしているのを見るのは結構こちらも切ない
七時半を過ぎるとこちらまでもが解放感にあふれ
安堵してしまう、そんな季節なのである
そして
デーツなどドライフルーツがふるまわれたりすると
ああ、よかったねえ!!と彼らの飲食解禁を思わず
祝福してしまいそうになるマレーシア3年目なのだ

にわかムスリムになった外国人の私たち
コメントフォーム