クレームを出すことで成長(不本意ながら)


クレーム対応

の二次受付

をしていた

ことがある

 

あまりの

ストレスに

頭がおかしく

なった同僚が

自らクレーマー

になって

人を口汚く

罵るのを何度も

見たことがある。

 

だから自分は絶対

そういう風にならないと

決めていた

 

だが、この国に来て

こちらが日本人と知ると

高飛車に出たり

ぼったくろうとする

人が結構な数いることを

知った

 

それはとても簡単だ

だって日本人は英語ができないし、

言い返す度胸もないからだ

 

平然として鷹揚に

 

「残念ですけれど、

ご自身でなんとか

なさってください」

 

とか、

 

「この価格は正規なんです。

お支払いください。」

 

と英語で言われたら、

何も言い返せないのが

日本人だと知っているのだ

 

でも、

彼らがそうなったのも

理由がある

 

日本人は

英語すらまともに話せない上

仕事がスローで

恐ろしくコストパフォーマンス

が悪い人材だ

 

他の人が英語という

コミュニケーションツール

を駆使して、

世界の英語圏数カ国

のために働いている時、

 

日本人は

日本という小さな島国

のためにしか働けない

 

なのに、

一番いい給料をもらって

セキュリティに守られた

安全なコンドに住む

 

英語を学んで

コミュニケーションを

図ろうと努力すらしない

 

モゴモゴと言い訳をするか、

沈黙してしまうか

なんだかよくわかんない

人種なのだ

 

同情できるかどうかで

判断すれば、まあ、

ずるい部類に入るし、

好感は持てないだろう

 

 

だけど、

自分もこの国で生きていくと

決めたからには、自分も

騙されたり、諭されたり

しているばかりでは

ダメなのである

 

試練は、何かしらのサービス

を受けている時に起こりがちだ

 

その時、応戦しようとすると

自然クレームという形になる

 

始めはタクシー利用時、

法外な金額をふっかけられ、

始めからの約束と違うと口論

 

結局、半額のみ払った

 

でも、多めに払ったんでしょう

と言われればそれまでだが、

自分がこの金額は払う価値が

あると決めたならそれが

適正価格だと思う

 

それはさておき、

 

よくあるのが配達員との

トラブル

 

一番最近のケースは

今日起こった

採れたてスプラウトなので

これについて書く

 

今回は韓国からの荷物の

配達業者が、

 

「もう一回、配達したもんね、

何度もいかないもんね。

だって遠いんだもん。

あんたが事務所に取りに来いや」

 

というのである

 

元々自分は日本語でも

こういうことを

電話で交渉するのは

滅法弱い

 

相手の立場もなんだか

透けて見えるからである

気弱なんである

 

でも、なんだか

「車も持ってないのに

商品代金の半分を払って

取りに行くのは

考えられんな」と思い、

果敢に電話で交渉する

ことにした

 

でもあまりに込み入ったことを

捲し立てられると

 

「確認したいからメッセージ

か、WhatsApp にして。」

と頼む

 

これでクールダウンもできるし、

相手の言質も取れるというわけだ

 

今回もメッセージで

「この住所まで取りに来て」

と言ってきたので、

 

まんまコピーして

「こんなん言うてますけど」

と、ネットショップの会社に

送りつけてやった

 

それからは話が早かった

ネットショップの会社から

ありえないから

配達会社に連絡取ると言って

間に入ってくれたのだ

 

ただし、日本と違って

お客様は神様ではない

 

いつ、この件を放り出されても

おかしくないので、ただ

「助けてください」だけでは

ダメなのだ

 

「私はこうしますから、

こうしてもらえないでしょうか?」

 

と提案をし、加えて

それが失敗した時の

予備策を講じてようやく

勝利できるのだ

 

今回は、

「留守がちな自分なので、

マネジメントオフィスに

許可を取りました。

ガードハウスに荷を

置いていってください。」

と双方のオフィスに連絡し、

許可書の画像まで送った

 

そこまでするか、と思うだろう

だけどそこまでしないと、

それまでしたことが

一発でダメになる

(マレーシアの誰かの

ちょっとした怠け心で)

 

それがマレーシアなのだ

 

そんなわけで、

この件に関して、

ただ荷物を受け取りたいだけなのに

何十回も三箇所のオフィスに

連絡取る羽目になった

 

でも、考えてみれば

そのやりとりで

英語で交渉できるようになっている

自分に気づくのである

 

人間一生勉強、でいい

のではないだろうか

 

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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