
本当に今から心配なのだ
この子がいなくなったら
自分はどうなってしまうのか
もちろん、この子が
病気で天命を全うした暁には
一緒にいてくれたことを感謝して
すぐ次の犬を飼うと思う
誰かに薄情だといわれても
理解してもらえなくても
寂しくて死にそうになるから
多分、どこかで
行き場のなくなっている犬を択んで、
年取った自分が面倒の見れる
小さめの犬をきっと
飼い始めるんだろうと思う
でもきっと替えはきかない
このちびの
代わりはどこにもいないのだ
犬というのはどうしてこんなに
忠実で可愛げがあって
切ない生き物なんだろうと
繰り返し思う
そんな彼女を
犬の住みにくい
ムスリムの国に
連れてきてしまって
本当に申し訳ないと思うのだけど
択んでしまった道だから
一緒に歩いていくしかない
でも死ぬまで絶対離れない
だから赦してねと
毎日祈るように
話しかけるけど
多分、全然
伝わっていないんだろうなあ
お風呂の後、
バスタブの外で
自分のタオルの上で
待っているこの犬を見て
そんなことを
考えてみた
いつも一緒にいてくれてありがとう
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