
小学生の
時も、
中学に
上がって
その後も、
どちらか
というと
叩かれ
体質で
まあ、
いじめというほどではないけど
軽く厭世的になっていた
自分では親に教わった生き方をしていても
周りから気に入らないと思われてしまうのである
幼いころから色が真っ白で髪が赤かったので
外人外人と言われて陰口をたたかれた
負けなかったのでいよいよ叩かれた
でも自分は自尊心がめっぽう強かった
ふつういじめられ続けると自分をも嫌いになると思うが、
どういうわけか、自分の場合、
心底自分を嫌いになることはなかったのだ
多分、彼らが自分を傷つけようとしたら、
最悪自分は相手を殺したかもしれない
そのくらい自尊心が強かった
でも、それが幸いしたのだと思う
いじめられずに済んだ
いじめられるくらいなら、
にっちもさっちもいかなくなる環境なら
もっと遠くへ逃げ出してやる、と思っていた
その心意気だけが買われて、
いじめっ子とも最終的には友達になった
でもダメージがなかったわけではない
今でも人間を心底信じられない
だからこそ信じたいと思う
余計に期待してはいけない、
自分が変わらなければと思う
それで今の自分がある
にっちのさっちもいかなくなって海外に出て、
人間を信じたいと思いつつ、
慎重に見極めすぎて独身状態のまま
五十路になってしまった、そんな自分がいるだけ
でも、そんな自分にこの国はあまりにも
生暖かいし、(熱い・暑いともいう)
煩わしいほどうるさい
日本人を遠巻きにするくせに親切
おせっかいでほっといてくれないし
説教臭い部分もある
マレーシアの友人たちは
マレーシアという国そのもので
離れがたくなってしまうのだ
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