常夏の国で断水。初めてした贅沢☆


朝、大汗をかいて目覚めた

 

何の迷いもなく、

水道の蛇口をひねった

 

 

...水、出ませんけど?

 

 

これ、マレーシアにきて三か月で

突然起こったこと

 

あなたはどうするだろう?

 

まだ同じコンドミニアムで

知人も友人も誰も

頼れる人のいない頃である

 

ましてや何の前触れもなく

水が出なくなるなんて、

誰が想像できただろう

 

自分は家を出る三時間前には

起床して

シャワー、洗濯、犬の散歩、

などをやるタイプなので

まだ時間的余裕が

あったかもしれない

 

早速やったことは、

うちにある大きな容器を

できるだけ集めて

コンドミニアムのオアシス、

浄水器のところに

駆けつける、であった

 

朝の四時ごろ、

まだ、誰も人がいなかった

 

それから一、二時間もすると

皆がわらわらと浄水機、

ではなく、

プールサイドでバケツに

水を汲み始めた

 

そうか、トイレの水確保、だな

 

意外と浄水を確保しようとする人より

プールの水をくむ人が多くて

意外だった

 

まさか、これでみんな

シャワーを...?

いや、あるかもしらん

と今なら思う

 

自分はこの頃、

マレーシアに来てまもなくの

移住スプラウト

だったので、

まだまだ日本人の清潔さを

捨てきれず、

調達した浄水を

すべてシャンプーや

水シャワーに使った

 

そして容器を新しく

買い替えたかったために

6リットル入りの飲料水ボトルを購入し、

料理用にあてがった

 

それだって日本円にして

150円程度のものである

 

そんなわけで、

突然の断水の時には

飲料水を浴びるという

ひそかな贅沢を

自分に許している

 

そんなちょっとした

楽しみでもなけりゃ

やってられない!

というのが正直なところだ

 

今でもエレベータ内などの

断水の張り紙には

ビクビクものである

 

書いてある期日通り

実行された試しがないから

 

期日が延びることもあれば

断水が自分の居住エリアでは

起こらなかったりもする

 

ロシアンルーレットか

何かのようなスリリングさ

といえよう...

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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