新しく犬を飼い始める8@マレーシア


予約を

入れたのは

 

前の犬の

最後の時期に

モルヒネなど

鎮痛剤の投薬で

 

世話をしてくれた

クリニックだった

 

不思議なことに

新しい犬を買った日に

 

安楽死をお願いした

インド系の獣医から

 

近くに来ることがあったら

遊びにおいで

 

そんなメッセージが届いていた

 

とても世話になったし

あの安楽死なしに

あの老犬は苦痛から

解放されることはなかったと思う

 

でも、犬を治療していく上で

あのインド系の医師と

私等日本人飼い主の間には

相入れない考え方の相違

があったように思う

 

それがあるうちは

私があの医師の元に飼い犬を

任せることはできないと思った

 

クリニックは中華系の医師が

複数いるところで

ネット上でKLで最も評判の良い

クリニックでもあった

 

こうして見ても、左前足がどこか短めだというのが分かる

 

その評判に違わぬ手厚い対応、

思いやりのある気配りを受けて

次に犬を飼うときには

ここにお世話になろうと決めていた

 

ヘルスチェックをお願いします

と伝え、対応してくれたのは

ベテランの男性医師で頼もしいなあ

と思わせる明るさがあった

 

「私が知る限り、

この子の身体特徴には

問題があると思うのですが

先入観につながるかもなので

今はお伝えしません

 

先生の気づかれたことを

教えてくださいますか」

 

勿体をつけて私が言ったのにも

上機嫌で

「さあどこが悪いのかなあ??」

などと剽軽にチェックを続けていた

 

しかしボッサボッサだな・・パディントン・・?

 

思った通り四肢には膝蓋骨脱臼が

あると彼は説明したが、

 

私が問題にしていた足の長さの

違いには思い当たらないようだった

 

床を歩かせて左前足を上げたまま

にしているところで

「気づきませんか?」と促し

 

ようやく足の付け根が固まったまま

伸ばせない状態になっていることに

双方の意見が合致した

 

「レントゲン検査してもいい?」

と彼が訊くので

 

「実はペットショップに検査結果を

出したいので、簡単な所見でいいので

出してもらえますか」と頼んだ

 

もちろん快く受け入れてもらえた

 

結果は、膝にグレード2の膝蓋骨脱臼

そして彼の左前脚付け根、つまり

肩の関節は骨折が治癒した際の名残で

旋回ができない状態で固まって

しまっていることがわかった

 

明らかに古い事故から来るもので

ペットショップが知らないはずがない

程度の障害だった

 

 

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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