
一寸先は闇
この半年間
そんなふうに
物思いに
耽ることも
多かった
理由は
現在の
所属会社での
勤務続行が
危ぶまれる
ような話題が
次々と耳に
入ってきて
いたからである
五十路ともなると、仕事を探し、就職するのも
かなり骨の折れることだ
しかも、就労先だけでなく、自分の場合
マレーシアの「外国人減らし」政策も
併せて絡んできており、エンプロイメントパスなる
ビザの獲得も非常に厳しいのではないかと
言われ始めていた
実際同じチームで採用が決まった日本人が
ビザ獲得に当たりリジェクトされてしまい
就労を断念したケースもあったほどだ
そんな話もあり、
「今のうちにフィリピンの永住権を
取っておいたほうがいいのだろうか」などと
お気楽五十路なりに悩み多き日々が続いていた
ところが、今就労している会社が大手に吸収され
規模が大きくなったことから、就労先の幅が拡がり、
今までよりも勤務先の獲得に選択肢が増えた
たとえば、マレーシアがだめでも
日本の勤務先の斡旋ができるであるとか、
今のクライアントがポシャっても
別のクライアントがある、といった具合に
かなり安定した状態になってきたのである
そして同僚もビザの更新ができないのでは
ないかと言われていたのが、この程
無事ビザの更新がパスポート上でも完了し
安堵の声が複数人に上がった
今回結局自分が学んだことは
ジタバタしてもどうなるものではないんだなということ
人はどうしても大きな抗えない力で動かされており
一人の力でああでもないこうでもないと騒いだところで
変えられるものではないのだ
自分がいまするべきこと、できることを後悔なくやって
文句を言わずにおおらかに構えていれば
きっと結果はついてくると感じた一件だった
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