
自分はもともと日本では
飲み物に砂糖が入っているのを
忌み嫌っているといっていいほど
清涼飲料水というものを
飲んだことがなかった
飲むのは炭酸水かお茶、水
もう、飲み物が甘いとか
ありえないから、
くらいに考えていた
ところがこのマレーシア、
甘くない飲み物を
オーダーする、
ただそれだけのことが
ものすごく難しいのである
実際、おいしいコーヒーを
飲ませてくれるカフェで
紅茶を砂糖抜きで、と頼んだ
英語の話せる若いお姉さんは
にっこりうなずいてテーブルを離れた
ところが、彼女はみっちり砂糖
の入った紅茶を持ってきた
で、めんどくさがりの自分、
いつもはそのまま飲まずに
あきらめるのだが、
そのときはどうしても、
砂糖抜きの紅茶がでるまで
挑戦しないといけないような気がして
もう一度、頼んだのである
砂糖抜きで、と。
しかしその後も
もう一回後も
同じものが出てきたのである
そこで私は気づいた
「もしかして初めから
砂糖が入っているパウダーで
作ってる?このお茶?」
訊くと
彼女はようやく理解してくれた
といわんばかりの笑顔で答えた
「Yes,Madam」
マダムじゃないだろ、コラ
でも、これ、
外国人の友人に訊くと
みんなそんな目にあっている
どうやら英語力の問題
だけじゃないようだ
でも、
なんで初めから言わない?
なので、
砂糖抜きのコーヒーやチャム
(紅茶とコーヒー混ぜた美味しい飲み物)
が問題なく出てくると
ものすごく安堵するのである
ローカルの友人に恐る恐る
そういう話をすると、
「ミルクに砂糖が入ってるからねえ」
「お茶のパウダーは普通砂糖入ってるし」
と言われる
そういうものなんである
だから、ランチについてくる
コンプリメンタリーのドリンクに
砂糖抜きとかオプション
つけるのは、迷惑な外国人、
てことになる
注意しよう、日本人よ
そんなわけで
夕食の日本食についてきた
濃い緑茶に砂糖が入ってないと知ると
嬉しくてつい
写真を撮っちゃったりなんか
するわけである
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