老犬太る@マレーシア


 

 

告白すると

うちの犬は

子宮を取る

手術を

受けた途端

 

ただでさえ

食いしん坊

だったのに

余計に食いに

走ってしまった

 

それまでは飼い主の傍に

寄り添ってくれる犬だったのに

 

マレーシアに来てからは

部屋が大きくなったこともあるだろうけれど

自分にではなく餌を入れるボウルのそばで

ずっと待っているのである

 

飼い主にとってこんな寂しいことはない

 

それで少しだけよと言いながら

餌をくれてやっているうちに

犬はぷくぷくと育ち、3.5キロだったものが

5キロ近くになってしまった

 

とは言え、日本にいる頃から

「もう少し太らせてもいいです」

と獣医に言われていた犬なので

まだ肥満の域ではないらしい

 

そして、マレーシアの暑い気候が

犬の陽気を誘うのか、

どことなく幸せそうなオーラも

漂っているのである

 

15歳近い老犬だと言うのに

トイレに走っていくときの足取りは

スキップのように軽く

どこかユーモラスでさえあるし

 

 

日本を出た11歳の頃に比べると

チャラチャラした性格になって

いるような気がする

 

飼い主が日本にいるときよりは

格段に幸せを感じているので

きっとその雰囲気が伝染したんだ

 

と飼い主のいそふらぼんは

密かに思っている

 

Martha Kobayashi


この記事に関連する記事一覧

コメントは2件です

  1. Keshi より:

    初めまして。突然のコメント失礼します。
    ペットクリニックを探して辿り着きました。
    紹介されてたクリニック、とても良かったです!一言お礼を言いたくてコメントさせて頂きました。ありがとうございました☆

    • おお、このブログの初のコメントですよ!こちらこそありがとうございます。
      とても嬉しいお知らせで出先で更新作業しながら「こんなブログ見てる人がいるんだ!」と自虐的にも呟いてしまいました……。

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

カテゴリー

ページの先頭へ