
ある日
会社に行くと
カーペットの床
の至るところに
風船が何百と
転がっており
朝から晩まで食べ物が振る舞われるという
謎の一日が繰り広げられた
会社の創立記念日である
何もそこまでしなくても、というくらい
会社のいたるところにデコレーションが施され
休憩のたびに順繰りにドーナツ、アイスクリーム、
ケーキ、といった具合にお菓子が出る

色がどぎつすぎやしないか、味が甘すぎやしないか!
全部食べたら間違いなく糖尿病、という状況
いつもは糖尿病患者向けのサービスのために
勤務しているのにどこか矛盾を感じる一日
そして会社外ではオリエンテーションが行われ
スポーツアクティビティのイベントで
プールサイドに引っ張りだされるのも
日本とは違った余興だろう
それも会社内で正式に公示が出るのが
当日4日前というありえない状況だったりもする
しかし、参加者にとって魅力的なイベントを
ちゃんと選択しているのも確かで
ランチの引き換えバウチャーや映画の券、
単純に若い世代でも誰もが楽しめるものが
無駄なく提供されていて
みんなが参加できるようにしてある点は
これまで就労してきた日本の複数の会社を
思い返しても、まあ、なかなか
魅力的だなあと思うこの頃である
(何と言っても気楽)
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