
犬を連れての
引っ越しで
自分が何より
心配して
いたのは
犬のトイレ
問題だった
ダコタは
敏感すぎる
くらい
よく言えば
賢すぎた
クアラルンプールに
連れてくる飛行機の中で
トイレに行けなかったことから
マレーシアに来て以来
建物の中でトイレをしては
いけないのだと思いこんでしまい
一年間屋外でしかトイレをしなかった
そのため、トイレを我慢し続け
膀胱炎を発症し、血尿が出たため、
トイレトレーニングをやり直して
ようやく落ち着いた経緯があったのだ
そしてこの予感は的中し
新しい部屋は快適のものだった
にもかかわらず、犬は
バスルームに敷いたトイレシーツの上で
頑として用をたそうとしなかった

このオムツ姿はドッグカフェに行った時のもの
実は前回、トイレトレーニングを
成功できたのは
犬をシーツに座らせ、脅して
おしっこをした際にすかさず褒める
という方法が効いたからだった
その時は、すぐに餌を持ってきて
「なんてお利口さんなの!!」
と餌やおやつをあげまくって
大げさに褒めちぎったので
さすがの頑固な犬も
「シーツでトイレをするのはOK」
と容易に理解ができたのである
しかし、今の体調の悪い犬には
餌をやることはちっとも
ご褒美にならないのだ
食べさせることにすら
手を焼いている状態なのに
トイレのしつけもそこに入ってくると
もうこれは犬にとっても
飼い主にとっても拷問でしかない
実際夜になり、暗闇の中で
犬がトイレに行きたがって
バスルームに直行したのがわかった
しかし犬がシーツの前で
悩んでいるのを見て
「いいんだよ、そこでトイレしても!」
と褒めて促しても
犬には伝わらないのである
幸いなことに、部屋を出てそのまま
廊下を歩けば、屋外庭園があり
噴水のある心地よい場所に
犬と散歩ができる恵まれた環境だった
そこに連れて行って
トイレを済ませることができたが
脅してもすかしても、今回は
犬は室内でトイレをしてくれなかった
コメントフォーム