夜の散歩@マレーシア


マレーシアに

住んでいると

 

夜出歩くなんて

とんでもない

 

特に

女性一人

ともなると、

やはり

やめといたほうが

いいだろう、と

行動範囲が狭まる

 

住み始めて一年目で自分自身

ひったくりにあってケガをしたこともあるし、

 

知人にも犯罪にあった人はいる

 

例えばマレーシアに来て

住む場所を決めたとたん、

契約したはずの場所に

すでに人が住んでおり、

先払いしたお金はすべて

持ち逃げされていたそうだ

 

被害にあった人は意気消沈して

マレーシア移住をあきらめて

日本に帰ってしまったそうだ

 

のんびりしてていいところはいっぱいあるんだけどね、マレーシア

 

 

つい先日、自分自身

別のコンドミニアムに移ろうかなあ

などと考えていて、近場で

安いきれいな部屋を見つけ

見学の予約を入れようとしていた

 

でもどういうわけかエージェントと

うまく話がまとまらないので

もうこのまま今の部屋にいようかな

イニシャルG(黒いあいつ)も出ないしさ、

などと、なあなあにしていた

 

そうしたら、行きつけのカフェで

自分が入っていくなり

みんなが口々に言うのである

 

「君が引っ越すって言ってたコンドで

詐欺が出たんだよ!」

 

「俺の友達がごそっとお金をとられた。

鍵を持って引っ越しのため部屋にいったら

もう人が住んでたんだって」

 

どこかで聞いた話だなあ、と思いながら

だまされた人には悪いけど

日本人でなくても騙されるんだなと

意外に思った

 

今回騙されたのは、パキスタンから来た

富裕層の若者だった

 

「でも怖いのはさ、そのだました奴が

まだ同じ電話番号使ってて、

電話通じてるのに、それを知ってて

警察が何もしてくれないことなんだよね!」

 

その場に集まった皆はほとんどが外国人で

どちらかというと被害者側の立場だ

 

こわいね、こわいよね

そんな声を聴きながら

 

ああ、しばらく引っ越しはまだ先のことに

なりそうだな、と思った

 

今のコンドは古いけれど

ジャングルを切り開いて立てた名残か

緑が多く、庭が広い

 

ゆっくり歩くと30分ほども歩けて、

小型犬と散歩するにはちょうどいいのだ

 

 

 

夜の空気を吸って犬と日本人女が散歩しても

大丈夫なのってここくらいだよね

 

いざ、引っ越しが現実味を

帯びてきたところで、

 

改めて最近そう思ったからだった

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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