
うちのチビ犬は
ビビリではあるが
基本的に
気にしない
タイプの犬で
子犬の時にうちに来た晩
ヘソ天で寝ていた
すぐにびびるくせに
どうしてこんなに図太い
のだろうというくらい
音とか振動には動じない
とはいえ震災の時には
流石に地震が恐ろしくなったようで
余震など小さい地震が
繰り返し起こっていた時期
揺れ始めると挙動不審になっていたが
それでも他の犬に比べれば
へっちゃらの域に近い
ところが、今日自分はとうとう
「この犬もいよいよ怖いものができたか」
と思うような光景に出くわした
まず洗面所で手を洗っていたら
おすわりをして自分の背後で
待っているのである
ご飯を待っているのかと思ったが
ご飯を待つ時にはご飯ボウルの前に
陣取ってお座りしているので
そうではないらしい
しかも小刻みに震えているのである
抱っこする?と訊くと
珍しく抱っこされるので
試しに一旦下ろしてみると
椅子に前足を掛けて
「膝に乗せてくれ」という
外は相当な嵐になっており
地響きのような雷と稲光がしていた
もしかして雷が怖いのか
膝に乗せてやると丸くなって
脇の下に顔を埋めてしまった

怖いとなぜ顔を隠したがるのか
犬は歳をとると怖いものが増えるとか
以前とは違った行動を
取ることが多いというが
まさにそんな感じだった
大体抱っこは嫌いで、
抱き上げてもすぐに
下ろしてくれというのである
それが膝の上で丸くなって
安心していびきをかいて
爆睡してしまうなんて
可愛いじゃないの
抱っこすると思い出すのが
数年前お迎えがきた婆ちゃん犬は
いつもお尻が冷たかった
その頃のダコタはまだ若かったので
お尻はポカポカで若い子は違うのね
と思っていたが、今のダコタは
立派なおばあちゃん犬で
大抵お尻が冷たい

珍しく犬が抱っこできてドヤ顔の飼い主
でもこうして一緒にいられて
食い意地が張っているくらい
しっかり食べれることが
すごく嬉しいのである
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