
今日、
昼食休み
からなかなか
戻らない同僚を
心配して
いたところ、
一時間ほどして
戻ってきた
彼女から
衝撃の話が
伝えられた
警官に職務質問され
罰金を払ってきたというのである
その嫌疑が「パスポートの不所持」
というから、えええ??である
とはいえ、以前から会社のHRを介して
「移民局などの突然の来訪、ビザ確認
など、そういう可能性もあるので
パスポートは常に持ち歩いてください」
と通達はあった

日本人はまだいい方らしい。フィリピンから来ている子達などは違法就労じゃないかと決めつけられるようなことも言われたらしい
しかし皆一様に「そんな大事なものを
持ち歩いていて失くしたらそれこそ
大変だから、持ち歩かない」
などといい、その通達に従っている
人は非常に少なかったと思われる
自分もその1人だ
中には忠告どおりパスポートを
持ち歩いていたら、
なんとひったくりにあってしまい、
財布やカード、身分証明がない中
様々な始末をつけなくてはならなくなって
とても大変なことになった人もいた
日本人の同僚である
彼女のことがあったので
「だから私はパスポートを持ち歩かない」
と皆が言っていたのに
なんと6人しかいない日本人同僚のうち
別の一人もパスポートを持っていないことで
罰金を支払う羽目になっていたのである
心が波立つのも無理はない
しかも彼女はネイティブ並みに英語が
達者なので、
理路整然と警官に対し応戦し
HRの人間をその場に呼んで
有効なビザを所持していることを
説明してもらっているのである
にもかかわらず、「不所持は違法」
とばかりに罰金を徴収されている
のだから、全く話にならない
しかも、罰金を払った証明になる
レシートなども渡されず、
その金が警官たちのポケットマネーに
なっていることは想像に難くない
「じゃあ、今日帰り道で
もう一回捕まったらもう一度
払わなければならないってことじゃない?」
つい自分がそう言ってしまったもので、
彼女は駅の電車を利用して帰宅する気をなくし、
友人の車で帰途についたのであった
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