マレーシアで人生の休みをとるどころか働きづくめ


20代に

ひきこもり

だった自分

 

気が付くと

あっという間に

恋愛も仕事も

勝負の

タイミング

を失い、

 

戦力外通告され

会社では

給料泥棒

みたいに

なっていた

 

そんな風だったので、仕事で熱心になれるはずもなく

派遣社員しながら夜の仕事をしたり

そのお金でマンション買ってみたりして、

 

その家が居心地よくなるともう、何にも

戦うとか、挑戦するとか考えられなくなり、

ただ毎日を無難に過ごすだけになった

 

ちょっと変化があったとすれば、

犬を飼いだして世話が大変になったくらい

 

カフェでオムツしたまま、キャリーバッグの上でおすわりが定姿勢の犬

 

子育てはおろか、結婚、出産も経験していない

そんな自分が少しくらい何かの世話をしたり

そのために人様に頭を下げる必要が出てきた

 

思えば、こんな些細なことでもこれは

絶対自分の人生において経験しておいてよかった

 

そのうち、飼っていた犬と鳥を

立て続けに亡くしたことで

 

海外に暮らす夢を20代には持っていたけれど

それをかなえるならば今しかない

と思うようになり、実際に面接を受けたら

本当に受かってしまったという感じだった

それが40代後半のことだ

 

みんなに励ましてもらって日本を出国

 

そのころには慣れて手を抜くことも覚えた

日本ののんびりした独立行政法人での仕事

にどっぷり浸っていたので、

頭を使うことも忘れていたし

 

そこからいきなり若い子、しかも外国人で

アグレッシブなアジアのエリートたちと

英語を使って一緒に働き始めたわけである

 

英語の勉強をしながら、新しい海外の職場の

システムを使って仕事をするそのことが

どれほど神経と脳をフル稼働させることか

 

そして、いま、二足の草鞋を履いて

海のものとも山のものともなりえる仕事を

しているなんて、人生本当にわからないものだ

 

日本にいる時よりくつろいで自由になれた

 

でもその原動力は、すべて

マレーシア、もしくは海外の居心地の良い

国で生活を続けたい

そのために何ができるか考えた末の決定

に他ならない

 

あと十年早ければこんなに焦らなかったろうに

そう思うこともしょっちゅうだが、

何をするにも遅すぎるということはない

大丈夫、必ず道は開けるはず

そう思って、毎日息を切らしながら仕事している

 

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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