選挙の後の祭―マハティール政権の復活


やはり

誰もが

みな

その

勝利に

懐疑的

だった

のだろう

と思う

 

マハティールは

確かにすごいけど、

いろいろ与党からの妨害もあるし

なかなかおいそれとは

いかないよね

 

これまで自分の敵を

投獄しまくったり

彼自身もいろいろ

やっちゃってるし…

 

そんな風に考えて

 

この93歳の元首相に

果たしてどの程度の人が未来をかけるか

それこそインシャアッラー

神の思し召しのままに

といったところだったろう

 

日本のマスコミもマレーシア選挙

の前には

 

「かなり期待は高まっているものの

かなり状況は厳しい」

 

そう書いているところが多かった

 

これは日本のみの見解ではなく、

マレーシアにとってもやはり

あまりにも大きな挑戦で簡単なものではないと思われた

 

これまで与党側にいたおんじが

「汚職にまみれた政党を支持するのは不本意だ」

として野党に翻り、

 

「私が政権を手にしたら、主導権は

獄中のかつての弟子に与える」

などの公約をして全国民を驚かせた

 

でも彼を信じる人たちの中には

マレーシア国外の生活からわざわざ帰国して

票を投じた人もいるという

 

マハティールのプロモーションフィルムは

選挙権を持たない自分でも

思わず涙をこぼしてしまうものだった

(まあ自分は涙頂戴に弱いしかなりちょろいほうなのだが)

 

選挙の最後の最後まで油断はならない

皆がそう考えていた

 

というのも与党ナジブが

裏で金を使って票を稼ぐだろうと

大半の人々が予測していたからである

 

あの日、夜遅くまで

私の周囲の人々はみな彼の復活を祈って

集っていた

 

翌日の明け方、4時ごろ当選が確実となり

それまで寝ずにファイナルアンサーを待っていた

人々はただただ感激していた

 

大の大人の男性も男泣きに泣いていた

 

ただ、マハティールの夫人だけが

これから先の夫の苦労を慮って

みなと違う涙を流したという

 

貧しい人々を見舞う慰問の時には

質素な服装を選び、

寄り添うように彼らを思いやったといわれる女性

 

彼女の苦労もまたこれからしばらくは続くことだろう

でもそんな彼女も気持ちをもまた国民は

すでに思いやっているのだ

 

 

その後はみなことあるごとに

新しいマレーシアを祝おうとパーティを開き

 

小さな小競り合いはともかくとして

恐れていた暴動が起こることもなかった

 

 

幸せな夜明けを迎えて皆が心配し始めたことが

ひとつだけあった

 

どうやって投票済みの証である指の染料を

落とすか?である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはなかなかどうして頑固でしぶとかったようである

 

でも、その話をする皆がまた誇らしげで

幸せそうなのである

 

 

Martha Kobayashi


コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

カテゴリー

ページの先頭へ