犬が唯一の家族ですが、何か?


日本でもとにかく
なんで結婚しないのか?

とか
そんなことばかり

訊かれていた。

 

なんでかといえば、

一つだけ確かなのは
結婚している自分が

まったく想像できなかったからである

 

ただそれだけ

 

でもこれって最も重要なことで、
そもそも想像できないことって

実現できないのである

 

小さいころから周りがお嫁さんごっととか
お母さん役とかしてる時に、
自分は内心、こう思っていた

「ああはできねえ。。。」

 

ほんとにそれ、

家の中で女主人やってるって、
なんかまったくもって

しっくりこないし、
身の置き所がないんですけど、
って感じだったのである

 

でも歌を歌うこととか、

基本一人ぼっちで
目立つようなことは

好きだったかもしれない

 

小学校の先生には、
落ち着け、だの
一人で本ばかり読んでないで

もっと友達と話しましょう
とよく言われていた

 

自分でも

「世間一般のことになじめてない」

ことには気づいていて
自尊心があるんだかないんだか

良くわかんない人間だったと思う

 

それと、子供のころから自分のことを

かわいそうだと思っていた点があって、
それは、

「こんなに犬が好きなのに犬が飼えない」

ことだった

 

いつも犬は自分のあこがれだった

小鳥も大好きだが、どういうわけか

犬はその先の延長線上にあって
何物にも変えられない存在だった

 

そののち、親に許してもらって

インコを買い始めるが、
犬を変える条件が整ったら

絶対に飼うと決めていた

 

ようやく30代後半から今の家族である

ダコタを飼い始めた。
ダコタは保護犬だが

いちおうトイプードルで

大きくはならない

 

私が犬を飼う際に第一に考えていたのは、
どんなに生活が困窮しても、

犬だけは手放さないということ

 

金銭的にもそうだが
大切なのは病気になった犬を抱えて、

餌や水をやり、
病院や散歩に連れていき、

シャンプーしてやれるかどうか

 

本当は

誰にも引き取られないような

大きな雑種犬を
飼いたいと思ってはいたものの、
そこは長期的に考えると

やはり断念しなければならなかった

 

その頃縁のあった

ちび犬ダコタを引き取って
今は本当に良かったと思っている

 

プードルという犬種も、定説通り賢く、

毛が抜けることもなく、
初めて犬を飼う独り身ワーカーの私

にとっては

飼いやすい、
最高の犬だったと思う

 

こんな最高の子犬を

脚に障害があるとか、

血筋が悪いなんてことで
売れないだのと判断した人間がいることが

全く理解できなかった

 

そして愛情を与えれば必ず犬はよりかわいくなる

どんな犬でも絶対かわいいのである。

 

まあ、そんなわけで、

独り身犬飼い五十路女の自分である

 

Martha Kobayashi


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管理人について

小林雅(まさ)
1967年12月生まれ。
日本人女性
独身
家族:おばあちゃん犬、ダコタ
呼び名:Martha
趣味:ヨガ、ハイキング、スノボ

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